チャイナタウン

2018年06月25日

「チャイナタウン、マイ チャイナタウン(私のチャイナタウン)」チェット・アトキンス

「チャイナタウン、マイ チャイナタウン(私のチャイナタウン)」チェット・アトキンス

1906年に作られたこの曲は、1910年にブロードウェイのミュージカルで使用されましたが、あまりヒットせず、その後1915年になってようやくヒットしました。1930年ごろからは多くのミュージシャンが取りあげたため、さらにヒットし、デキシーランドジャズのスタンダードナンバーになりました。

チェット・アトキンスは、1952年にシングルレコードとして発表したようです。

手持ちのレコードやCDに入っているものはすべて同じ演奏なので、チェット・アトキンスは1回だけこの曲を録音したものと思われます。

はじめのところと間奏のところに出てくる、いかにも中国的な軽快なメロディーがとても好きです。

この曲については、音源のみが存在し、チェット・アトキンスが実際に演奏している映像はないみたいなのではっきりとは言えないのですが、他の曲の映像の弾き方から推測すると、左手親指で6弦を押さえる、いわゆるカントリー・グリップを多用しているものと思われます。

カントリー・グリップを用いた弾き方は、非常に難しい気がします(曲にもよりますが、たとえ6弦を親指で押さえて音を出すことができても、人差し指~小指の動きが限定され、メロディーなどを自由に入れるのが難しいためです。アメリカ人は本当に手が大きいと思います。)。

そのため、この曲をコピーする際には、少し工夫する必要があります。

今回、左手親指を使わない運指を考えましたので、紹介します。人差し指で交互に押さえたり、開放弦を利用したりするので、最初は違和感があるかもしれませんが、コピーの参考にしてください。

チェット・アトキンスの弾き方では非常にコピーが難しいと思われるこの曲が、楽に弾けるようになると思います。

チェット・アトキンス奏法のところ

2ビート目を、右手人差し指を入れることにより複数音(2音)にします(これで、リズムギターの役割とします。)。メロディーとダブる場合は入れられないのですが、それ以外はできるだけ人差し指を入れるようにすべきと考えます。これにより、チェット・アトキンス奏法だということがはっきりわかるようになると思います。「北風」の寺内タケシさんの演奏に入っていることを確認してください。

ハーモニクス奏法については、チェット・アトキンスのハーモニクス奏法」の記事の説明を参照してください。

音源



「チャイナタウン、マイ チャイナタウン(私のチャイナタウン)」のタブ譜が載っている書籍

Chet Atkins ~Vintage Fingerstyle


「チャイナタウン、マイ チャイナタウン(私のチャイナタウン)」チェット・アトキンスを左手親指を使わない弾き方で、ゆっくり弾いてみました。

動画




今回使用したギターについて
 
 エピフォンのワイルドキャット(セミアコ)
 
 2年くらい前に購入したものですが、トレモロユニットの原型ともいえるビグスビーのトレモロユニットがついているセミアコで、ボディーが小さく、とても気に入っています。イケベ楽器オリジナルのギターで、とてもていねいな仕上げのギターでした。ギタースタンドや替え弦も欲しかったため、初心者セットで購入しました。(私が購入したときは、エピフォンのアクセサリーキットが付属していましたが、現在もついているかどうかは不明です。)。ギターを弾き始めたころ、こういうセットが売られていればとつくづく思います。弾きやすいので、最近はこればかり弾いています。セミアコをためしてみたい方におすすめです。

 Epiphone 《エピフォン》 
 Limited Edition Wildkat KOA 

今回使用したアンプについて
 
 フェンダーの家庭練習用アンプで、いろいろなアンプをシミュレーションしたものが入っています。今回は、ブリティッシュ60sというアンプの音を使用しました。いろいろなエフェクターやディレイ・リバーブも入っており、とても便利なアンプです。これ単体で、いろいろなアンプやエフェクターの使用が可能ですが、フェンダーのホームページからのダウンロードにより、さらに多くの種類のアンプやエフェクターが利用できるようです。

 
Fender フェンダーギターアンプMUSTANG(V2) 



今回もブログの記事を読んでいただき、どうもありがとうございました。



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kakikaku85 at 18:47|Permalink